熱くてクールな木製品
Vol.01 志水木材産業

手作業と機械の合理化

 

新米の季節、少しでもお米を美味しく食べたいと考えいろいろ探してみると、お値打ちな木製品を扱っている志水木材産業の 「おひつ」 へたどりついた。

木製品は作りは手作り手作業が多い為、製作時間もかかり、人気の高いものになると数カ月先しか手に入らないこともある。
それを、まだかまだかと待つ時間も楽しめ、逸品ものの良さが増すのでそれはそれで楽しむことができる。

志水木材産業の木工製品は、注文してから製作する製品もあるが、人気があり良く出る木風呂、寿司桶、おひつ などは、機械化と手作業の両方を効率よく行うピーディーな製作方法だ。

その上、木取り、荒削り、組立て、仕上げは職人の手作業で、その間機械で出来るところは機械でという工程を経るから、品質は落すこと無く大量生産が出来る。
そして、ユーザの為のコストダウンにつながっているとの事。

いわゆる、ムダの無い木工製品の生産工場化されている。
しかも、地元木曽産の質の高い原木から仕入、自社工場で原木を製材し、材料を作り木製品作りをしている。
志水木材産業へ注文するとまずは原木から木製品になるまでを一貫して行われる。
これらの総力から、年間を通じて安定してユーザ提供できるそうだ。
自社工場を持ち、すべて自社にこだわる作業所、工場は地元でも多くはない。

おひつや寿司桶をはじめとする桶づくりには、熟練の職人による作業が欠かせません。
荒削り、木取り、組立て、仕上げ削りなど、大切な工程は長年桶づくりに携わってきた職人が、一つ一つ心を込めて作業しています。
それでも、全ての行程が職人技でないと出来ないというわけではありません。
機械化したほうが均一な品質を正確にスピーディーに行うことができる工程もあります。
志水木材では、機械化と手作業の両方を取り入れることにより、高品質で効率的な生産を行いコストダウンを図っています。

志水木材産業(株)ホームページより 引用
https://shimizumokuzai.jp/about_quality

 

そして設備投資をし、人材不足の中、腕の立つ職人を多く抱え人材確保する企業努力がみえる。

お客様に「できません」と決して言うことなく、使う人側に立った商品作りをするという熱い思いがある。
志水木材産業の社員さん達は、木工製品のプロとして誇れる仕事をすると冷静に物作り理念を持っていた。

今から70年余り前の創業昭和19年から木材製材業が始まり、昭和30年頃には公団住宅用のお風呂を盛んに生産していた。
昭和42年の工場火災がおき、一からの会社建て直しきっかけに、工夫を重ね高品質、低コストにこだわり機械生産が始まったそう。

創業以来続けている養蜂資材と、木のお風呂、桶・樽を3本柱に様々な木製品作りにチャレンジしつつける会社、志水木材産業だった。

志水木材産業株式会社

長野県木曽郡南木曽町吾妻4610
Tel. / 0264-58-2011  Fax. / 0264-58-2707